「999e“F”」「Beauty“F”」「310“F”」「“F”SILVER」等のコーティング施工車両
アルカリ性ケミカル~酸性ケミカル~各種クリーナー使用時における管理について。
上記のコーティングの上面へ、アルカリ性ケミカル~酸性ケミカル~各種クリーナーを使用をしたら、コーティング被膜が剥がれるか?については、その時々での使用状況や環境やコーティング被膜の状態により変化します。
その中で第一に問題ないのは「999e“F”」の下層に定着している下地コーティングになります。
この部分は塗装へ浸透定着を強固にしている部分になりますので、基本的にアルカリ性ケミカル~酸性ケミカル~各種クリーナーの使用においても問題はないとお考え下さい。
ただし塗装を傷めるほどの強力なケミカルにおいては、塗装が傷む=コーティング被膜も傷むものと考えます。
999e“F”の上部表層被膜箇所につきましては下記の理由により、アルカリ性ケミカル~酸性ケミカル~各種クリーナーの使用において、性能が低下したり剥がれたりすることがありますので、「310“F”」「“F”SILVER」等の犠牲被膜(オーバーコーティング)にて上部表層被膜を復元することが望ましくなりますので状況に応じて実施してください。
次に、「310“F”」「“F”SILVER」等の犠牲被膜(オーバーコーティング)に関しましては、各種ケミカルでのメンテナンスで剥がれることは想定内です。
屋外を走行するお車は屋内に保管しているものと違い、紫外線や雨や鉄粉などの外的要因を常に受けている状態になります。
そういった外敵被害から保護をしているのが犠牲被膜(オーバーコーティング)ですので、犠牲被膜(オーバーコーティング)自体もダメージを受けます。
各種ケミカルを使用することにより汚れの分解除去をすると同時に、ダメージを受けた犠牲被膜(オーバーコーティング)もクリーニングされることは決して悪いことではなく、それが犠牲被膜の役割だと思っています。
犠牲被膜層としては
999e“F”の上部表層被膜箇所
Beauty“F”の表層撥水基箇所
310“F”自体
“F”SILVER自体
となり、アルカリ性ケミカル~酸性ケミカル~各種クリーナーの使用により剥がれる可能性は考えられ、各種ケミカルでメンテナンスをおこなった後には、「310“F”」や「“F”SILVER」などで新しい犠牲被膜を形成するのが望ましいです。
特にお使い頂いている「999e“F”」「Beauty“F”」「310“F”」「“F”SILVER」では、特殊帯電防止保護膜を最上部で有効に働かせておくことでコーティングの所定の性能を発揮するように検討していますので、月に1回程度のペースで良いですので「310“F”」「“F”SILVER」を洗車後に施工して特殊帯電防止保護膜を最新の状態にしておくと良いです。
(当店商品)
中性ケミカル:プロテクションリムーバー
中性鉄粉除去剤:ホイールクリーナー
アルカリ性ケミカル:アルカリ脱脂洗浄剤
酸性ケミカル:酸性CTRシャンプー・リムーバーXX
各種クリーナー:28“ALL”CLEANSING(研磨剤配合なし) ・西ケミクリーナー2(研磨剤配合あり)
【余談】
さらに上級の防汚性を求める場合は、310“F”や“F”SILVERなどにも配合させている特殊帯電防止保護膜だけを取り出した商品「アンチエイジングFウオーター」や、「CNT希釈液」をうまく表層で利用するのもお勧めになります。
各種ケミカルでのメンテナンスの方法に関しましては、その時のお車の状態により使用するケミカルが異なりますので一概には言えませんが、雨の多い季節には「酸性CTRシャンプー」をメインに、月1回程度でアルカリ脱脂洗浄剤を使うのも良いメンテナンス管理になります。
固着汚れに関しましては、28オールクレンジングや酸性スケール除去剤リムーバーXXをうまく利用して頂き、使用後は両方ともに脱脂洗浄は必須となります。
28オールクレンジングはボディ上に石油系溶剤が残りますので、脱脂をしておかないと汚れやすくなります。
脱脂能力としましては強い方から「アルカリ脱脂洗浄剤」→「酸性CTRシャンプー」→「プロテクションリムーバー」となります。
酸性スケール除去剤リムーバーXXは強酸ですので、アルカリ脱脂洗浄剤で必ず中和洗浄をして下さい。